Catalog Checkの入力・確認・出力フローを表示したツール画面
2026.07.13 Automation

商品登録前のCSVチェックを、
ブラウザだけで完結させる。
— Catalog Check 制作記録

商品登録に使うCSVは、列名や価格表記が少し崩れているだけでも手戻りになりやすい。そこで、元CSVを入れる、崩れを確認する、登録用に出力する、という流れを1画面で試せる小さなデモを作った。

CSVの「あと少し」が、登録作業を止める

商品名、SKU、価格、在庫、画像ファイル名。必要な情報はそろっているのに、表記ゆれや空欄が残ったままCSVを作ると、登録前の確認が長くなる。

今回作った Catalog Check は、EC運用で出やすいその「あと少し」を、登録する前にまとめて見つけるためのデモ。特定のモールへ接続するサービスではなく、手元のデータを確認しやすくするためのブラウザ内ツールとして設計している。

何ができるプロダクトなのか

01 / INPUT

商品CSVを入れる

CSVを貼り付けるか、ファイルとして読み込む。

商品名 / SKU 価格 / 在庫数 商品画像 / 説明文
02 / CHECK

崩れを見つけて整える

読み替えや補正を行い、修正が必要な行を表示する。

列名のばらつき 価格・在庫の不整合 画像名の不足
03 / OUTPUT

登録しやすい形で出力

結果を確認して、次の作業に渡せるファイルを保存する。

整形済みCSV チェック表CSV 変換結果のプレビュー

先に見つけたい3つの崩れ

01

列名のばらつき

商品名、SKU、価格などの呼び方を読み取り、出力側に必要な列へ揃える。

02

価格と在庫の不整合

円記号、カンマ、空欄、マイナス価格、在庫ゼロを確認し、見直す行を分ける。

03

画像ファイル名の不足

拡張子の抜けや空欄を見つけ、画像が出ないまま登録されるリスクを減らす。

変換だけで終わらせず、確認する場所を残す

単に列を並べ替えるだけだと、「どこを直すべきか」が別の作業になる。そこで、変換プレビューの横に要修正・確認・登録OKの件数と理由を表示し、チェック表CSVにも出力できるようにした。

楽天風、Yahoo風、Amazon風の列構成を選べるようにしつつ、価格の扱い、商品名の空白整理、URL用キーの作成、画像拡張子の補完などを切り替えられる。実際のモール仕様は案件ごとに確認が必要なので、ここでは安全なサンプルデータだけを扱っている。

— What It Leaves Behind

このデモで残るのは、整形済みCSVだけではない。どの列を読み替えたか、自動で何を整えたか、どの行を確認すべきかも見える。納品前の確認や、次にデータを触る人への引き継ぎまで見据えた形にしている。

CSVを外部へ送らない理由

商品データには、公開前の商品名、価格、画像ファイル名などが含まれることがある。デモとして気軽に試せるよう、CSVの読み込みと変換はブラウザ内だけで完結させた。入力内容を外部サーバーへ送信しないため、サンプル以外のデータでも扱いを確認しやすい。

実案件で扱うときの注意 顧客情報、ログイン情報、APIキー、未公開の本番データが入る作業は、公開デモとは別に権限・保存先・削除方法を確認して進める。認証や大量データの一括更新が絡む場合は、作業範囲を先に切り分ける。

「案件用の画面」から、使えるプロダクトへ

最初は、ポートフォリオとして何を作ったかを説明する要素が強かった。ただ、それでは初見の人が「結局、このツールは何をしてくれるのか」をつかみにくい。

そこで画面を見直し、冒頭から 入力 → 確認 → 出力 の流れを見せるようにした。制作意図はこのブログやポートフォリオ側で伝え、ツール本体は操作と結果を主役にする。この分け方のほうが、実際に試す人にも、制作物として見る人にも分かりやすい。

今回作ったもの